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体重を落とすことと健康は=ではない(女性)という文献を読んだ話

女性のやせと健康に関する文献を読みました。
内容はざっくり、過去25年間で女性の食事の摂取量は減っている、体に必要な栄養素も減っている。
炭水化物、たんぱく質、食物繊維、亜鉛、鉄、カルシウムが減っている。
減っていることは月経不順や骨密度低下、免疫力低下、皮膚のバリア機能の低下などのリスクとなり、不健康なやせ状態をつくる。
単なる食事量の減少ではなく体の機能を保つための範囲での調整にとどめ、そこに運動を加えることで自立神経の活動レベルを上げることが健康とバランスのいい体型維持には望ましいよって内容でした。
昨今流行っている糖質制限についても触れられていて、糖質を制限することが減量に効果的だといえる根拠は乏しく、糖質の摂取が健康障害の原因になる理論的・疫学的根拠についても乏しいとのことです。
糖質制限は水分が抜けるから体重が落ちやすく、それがSNSやメディアで取り上げやすくて広まったように感じます。
栄養価が低くカロリーが高いジャンクフードが手に入りやすく、同時にSNS等で他人の体と自分の体を比較しやすくなった世の中では、より一層摂取カロリーの低下と栄養不足に拍車がかかっていくと思います。
個人が食についての知識をつけ自分で食べるものは自分で選ぶ必要があるのかもしれません。

参考文献:NSCA JAPAN Volume28 Number5 pages 10~17

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