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夜うつ肥満金山パーソナルジムただたん

うつ病と食欲変化:食事が心身の健康に与える影響

うつ病は主要な精神疾患の一つで、気分の落ち込みや興味・関心の低下、不眠といった症状を呈す疾患です。
うつを発症する原因は心理的ストレスや脳内の神経伝達物物質異常などが考えられていますが、正確な原因は特定されていません。
2017年の厚生労働省の調査によるとうつ病を含めた精神疾患(気分障害)の患者数は127万6千人です。
この患者数は病院の受診者数を表しているため実際にはこれ以上の罹患者がいることが想定されます。

うつ病では食欲が上昇または減少する症状がでることがあります。
食欲が上昇する場合高糖質、高脂質、味が濃い物を好む傾向があります。
これらは内因性カンナビノイドという脳内麻薬成分との関連が疑われています。
詳しいメカニズムや関連については勉強不足で把握できていませんが、カロリー密度の高い上記の食べ物への欲求が高まり肥満を促進します。
またうつ状態での体脂肪量の増加は自尊心の低下をまねき、ストレス増加によりさらなる食事の乱れに繋がる可能性があります。
国立精神・神経センターの研究によるとうつ病患者は夜食や間食が多い傾向にあり、食事のタイミングも乱れやすい傾向にあり、食事内容・タイミングなどの食生活全体とうつ病は関連があるようです。

うつ病が原因で食生活に乱れが起き肥満を引き起こしている場合、単純な食事制限ではストレスが溜まる一方となりうつ病、肥満の双方に悪影響を及ぼす可能性があります。
食生活に乱れがある場合は食生活だけではなくメンタルヘルスも同時に見直す必要があるようです。

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HIIT金山パーソナルジムただたん

HIIT vs 有酸素運動:脂肪燃焼に与える影響の違い

脂肪を最大限エネルギーとして利用しやすい運動強度は最大心拍数の40~60%とされています。HIITはこの心拍数よりも高い強度となり、脂肪ではなく糖質を主にエネルギーとして使います。
ですが、高強度の運動はEPOC(運動後過剰酸素消費)が高まり代謝が高まった状態となります
代謝が爆発的に上がり脂肪を燃焼するわけではありませんのでHIITをしたからみるみる痩せていくということは期待しない方がいいです。
単に有酸素運動を行うよりも短時間で一日の消費カロリーを増やすことができるのがHIITの特徴であり、有酸素と比べると総合的な消費カロリーは勝るということです。

脂肪を減らすうえで重要なのは24時間でのエネルギーバランスであり短時間でのエネルギー消費に目を向けすぎてはいけません。
高強度のトレーニングを行いつつ立っていてる時間を増やす、階段を使うなどが結果的なエネルギー消費の増大に繋がり脂肪の燃焼をもたらしてくれます。

先回の記事で運動と食欲について紹介しました。
運動で食欲が低減する人がいれば逆に食欲が増して一日の摂取カロリーが増えてしまう場合もあります。(特に女性にその傾向が強いようです)
脂肪を燃焼したい方は運動も食事も一日のエネルギー収支を意識して取り組んでみてはいかがでしょうか。
空腹時での高強度の運動はたんぱく質の分解を促進し筋量の減少に繋がるためおすすめしません。

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体脂肪と食欲の関係性 金山パーソナルジム

過食の原因:レプチン抵抗性と運動の影響

体脂肪量が食欲に及ぼす影響

脂肪細胞は食欲を抑制する「レプチン」という細胞を産生します。
脂肪細胞が増えるとそれだけ「レプチン」が産生されて食欲も抑制されます。
つまり太れば太るほど太りづらくなっていくということです。
ですが、太れば太るほど食欲が減少する体験をしている方は少ないと思います。
脂肪細胞の量に応じてレプチンが産生されることに間違いはありませんが、同時にレプチン抵抗性というものが上がるためです。
レプチン抵抗性はレプチンが産生されてもそれを感じ取ることができずに満腹を感じずらくなってしまう状態です。
レプチン抵抗性が上がるメカニズムが特定されたわけではありませんが、脂肪細胞による炎症がレプチンを感じ取る視床下部の機能に異常をきたしているのではないかと考えられています。
レプチン抵抗性が上がったままでは、脂肪細胞を減らすことに成功しても満腹を感じずらいままとなり過食にはしる可能性が高くなります。

運動によってレプチンの抵抗性にどのよう影響を及ぼすかはまだわかりませんが、運動後は食欲が抑制されやすいです。(ウォーキングなどの軽い運動も含む)
これは食欲の調整にはレプチンの他にも様々な要素が関係していることを示します。
年齢や性別、体重などによって万人に同じ食欲抑制作用がもたらされるわけではありません。
(トレーナーとしては非常に残念な事実です)

脂肪量が多いと自覚している方は同時に食欲の調整機能にも異常があるのではないかと疑い、
食欲抑制のために運動に取り組んでみてはいかがでしょうか。
運動習慣のない方にとってはどんな運動も高強度に感じやすいため、ウォーキングなどの軽い運動から徐々に慣れていくことをおすすめします。

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