姿勢が呼吸に与える影響とは?
姿勢の制御と呼吸には密接な関係があります。
呼吸で使われる横隔膜という筋肉は背骨を安定させ姿勢を保つ役割を担っています。
横隔膜を十分に使えていない呼吸(ランニングで息が上がった時のような肩を上下に動かしながらの呼吸)では、姿勢を保つことができず、トレーニングの際にはフォームの崩れ、そして日常生活では猫背の姿勢になる恐れがあります。
(姿勢の制御よりも呼吸のコントロールを体は優先的に対処します)
横隔膜のトレーニング方法にブレーシングがあります。
仰向けになり腰に手をあて、あてた手を押し返すように鼻からお腹に空気を吸い込み、口をすぼめた状態でゆっくりと息を吐くを繰り返すトレーニングです。
2~4秒で息を吸い込み、4~8秒で息を吐くを30回、これを2セット行います。
肩を骨盤の方へ落とし、首やほほの緊張を解いた状態で行うことがポイントです。
呼吸パターンは習慣であり改善には継続が必要なため根気よく継続しましょう。
下記は呼吸機能の乱れの徴候です。
・肩をすくませながらの呼吸
・口呼吸
・首の緊張
・リラックス時の1分間の呼吸数が14回以上
・猫背
心当たりのある方は効率的なトレーニングの実施、そして姿勢の矯正が期待できるブレーシングに是非取り組みましょう。