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たんぱく質意識鶏肉ステーキ

筋肉合成と体重管理におけるたんぱく質摂取のバランス

たんぱく質と徐脂肪量(筋肉量)の増加・脂肪量の減少に関する文献を読みました。
たんぱく質の摂取タイミングと体重に対しての摂取量の変化が体組成へ及ぼす影響についての内容です。

十分にたんぱく質を摂れている場合は摂取タイミングは関係なく筋肉合成は促進されるというものでした。
十分なたんぱく質量とは一日に体重1㎏あたり1.2~1.6gと紹介されていました。
注意点として、活動レベルに応じては1.6g以上必要な場合も考えられること、非鍛錬者やトレーニング初心者はトレーニング後3時間以内でのたんぱく質摂取による筋肉合成の影響が強い可能性があることが挙げられていました。

十分なたんぱく質は筋肉量の増加だけではなく脂肪の燃焼にも効果的であると述べられていました。
体重過多の問題は脂肪過多の状態が心血管系疾患やそのほか糖尿病など生活習慣病のリスクを潜在的に上昇させることであり、
解決するためには脂肪量の減少が必要であり体重減少はその結果でしかありません。
体重減少を行うためにはカロリーのコントロールが必要ですが、
1000㎉以下のカロリー制限では急激な体重減少は起こるもののその大部分が筋肉による減少となってしまいます。
筋肉が減少は代謝を下げ脂肪燃焼という目標から遠ざかってしまいます。
十分なたんぱく質を摂取しながらのカロリーコントロールは、筋肉量の減少を最小限に抑え脂肪量の減少を促します。
女性は約1500㎉~1700㎉、男性は1800~2200㎉を目安に、総摂取カロリーの30~40%を意識しての食事コントロールが推奨されていました。(年齢、身長、体重などの個人のプロフィールで数値は上下します)

この文献を読みたんぱく質はダイエッターや筋肉増量トレーニー、トレーニングを行っていない人など様々な人に筋肉量の維持、増進をもたらしてくる素晴らしい栄養素だと再認識しました。
素晴らしい栄養素であると再認識はしましたが、過剰摂取のラインや長期にわたっての多量接種が臓器に及ぼす影響については文献の中で触れられていませんでした。
腎臓や肝臓の機能が弱っている方はたんぱく質摂取制限がありますので、かかりつけの医師と相談の上で食事の調整は行うようにしていただきたいと思います。

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女性スプリントインターバルトレーニング脂肪減少ダイエット

女性の体脂肪減少におけるスプリントトレーニングの効果的な活用法

女性の体脂肪減少にスプリントトレーニングが及ぼす効果に関する文献を読みました。
この文献ででてくるスプリントトレーニングはスプリントインターバルトレーニング(SIT)のことで
全力で動いて休んでを繰り返すHITの短距離走版です。
紹介されているトレーニングではエアロバイクやトレッドミル(ルームランナー)でのトレーニングを含めていました。

研究内容によってトレーニング方法や対象者が変わるため脂肪減少の程度はまちまちですが、短期のトレーニングでも脂肪減少を確認し、また肥満傾向の高い女性の方が標準体重の女性と比べると脂肪の減少率が高かったそうです。
脂肪が減少する理由については詳しくはわかっていません。
高強度のインターバルトレーニングによって食欲が抑圧され摂取カロリーが減少した、脂質代謝が向上した、運動後過剰酸素消費(EPOC)(偉い人が集まりそう)が向上し消費カロリーが上昇したなどが考えられますが明確に結論づけられるデータはないようです。

脂肪燃焼効果が期待できるSITですが全力で動き続けるため精神的に負担の大きいトレーニングです。
中強度の有酸素運動(早歩き)と比べると自己肯定感が上がり楽しいと感じやすいようですが、私自身はSIT後に二度とやりたくないと毎回思います。

短距離走のすすめと題しましたが、歩道や道路で走るのは危ないこととトレーニング自体非常に辛いので継続できるかどうかかなり難しいと本文を書いていて思いました。
辛いとわかっていてもSITにチャレンジする方は、死ぬ気の覚悟とエアロバイクを使って安全に行うことをおすすめします。

SIT
例 週2~4回
1.4分疲れない程度にウォーミングアップ
2.30秒全力スプリント
3.4分休憩(止まらずに動き続ける)
4.2~3を4~6回繰り返す

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脂肪肝

非アルコール性脂肪肝患者のための週の推奨運動量

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に関する文献を読みました。
NAFLDの改善のためのエクササイズ専門職のメニューの提案方法についての内容でした。
脂肪肝に関する患者のデータは米国のものなので日本人に全く同じように当てはまるわけでないと思いますが、
非常に参考になりました。

脂肪肝といえばアルコールの多飲により肝臓に脂肪が蓄積し、肝硬変や肝臓がんの発症リスクを高めるイメージが強いですが、
アルコールを飲まない人でも脂肪肝になりえます。
アルコールが原因ではないNAFLDは座位中心の行動による身体活動の減少、カロリーの過剰摂取などの生活習慣の乱れによって引き起こされます。

肝疾患の改善には体重減少と有酸素運動やウェイトトレーニングなどのレジスタンストレーニングが効果的です。
体重の5%~10%の減量で血中脂質や中性脂肪値が低下し肝疾患の改善が期待できます。
ですが約半数のNAFLD患者は減量だけでは肝臓の脂肪量を健康状態まで改善することができず、また75%は減量後リバウンドするようです。
そこで運動を組合わせることで減量の維持、脂肪の代謝の促進など脂肪肝となる危険因子を長期的に減少させることができます。
運動を組合わせることは2型糖尿病や脂質代謝異常症などの合併症を予防・改善し、心筋梗塞を含む心臓血管系疾患の発症リスクの低下が期待できます。
NAFLD患者の方は週150分~250分の身体活動が推奨されます。(私は週に500分程有酸素やレジスタンストレーニングを行っている暇人です)

短期的なハードなトレーニングではなく、継続ができるかどうかが運動から様々な効果を得るために重要です。
NAFLDや生活習慣病が心配な方は週に150分じっとしている時間を減らすことから心がけてはいかがでしょうか。

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