ただたんパーソナルジム金山

クライアント指導風景【ブルガリアンスクワット】

 ブルガリアンスクワットは、自体重だけの負荷でも前脚に体重の約8割の負荷がかかる非常に強度の高いエクササイズです。お尻を鍛える目的で取り入れられることの多いエクササイズですが、片足でバランスを取る動きは、日常生活やスポーツににおける身体操作に近く、実用的な筋力を養うことができる点も見逃せない特徴です。

 この動画では、前方に踏み出した脚と反対側の手におもりをもつバリエーションを提案しています。
 片側におもりをもつことで体がおもり側に傾こうとしますが、それを相殺するために軸足側の股関節を支える筋肉が強く活性化されます。股関節の安定性が低下すると、股関節の痛みや股関節を通じた力の伝達効率の低下に繋がります。
 この方法は、日常動作に近いフォームでこれらを是正でき、難易度は高いもののメリットも多いバリエーションです。

 しかし、このバリエーションには体格による限界が存在します。
 おもりが重くなるほど、重心は軸足からおもり側へと移動します。体重が軽い人ほど、おもりの影響を強く受け、重心の移動距離が長くなり、股関節の安定筋だけで姿勢を維持できなくなる限界点を早く迎えます。
 フォームが維持できる限界を迎えたとき、安定性の持久力を上げたい場合は、回数を増やす。脚を鍛える負荷を増大させたい場合は、両手持ちに切り替えて重量を増やし、重心を安定させることで負荷を増やします。

どんなエクササイズにも、必ず特性と限界が存在します。大切なのは、その種目の「限界」を正しく理解し、目的や自身の状態に合わせてメニューを柔軟に調整することです。一つのやり方に固執せず、状況に応じた選択を積み重ねることで、トレーニングの恩恵を最大限に受け続けることが可能になります。

お尻と脚を鍛えるブルガリアンスクワットの解説画像。非対称な負荷による安定性の強化と、体格に応じた適切な重量選択のポイントを説明。
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